基準は本業に悪影響を及ぼすかどうか
副業をしているプログラマは多く、かつては副業を禁止する企業がほとんどでしたが、最近では容認する企業も増えてきています。しかし、副業はあくまでも副業なので、本業に悪影響を及ぼさないようにすることが大前提になります。
本業が最優先であることを忘れない
プログラマにとっての副業は、プラスアルファの収入が得やすいので魅力的かもしれませんが、所属している企業の就業規則に副業禁止とある場合にはそのルールに従う必要があります。また、副業がどれだけ順調だったとしても、本業が疎かにならないよう注意しましょう。仮に副業の手取り額が本業を上回ったとしても、社会保険や有給休暇、その他の手当など、雇用されていることによって受けられる恩恵があることを忘れないようにすることはとても重要です。あまり副業に力を入れすぎてしまうと、睡眠不足や疲労、ストレスを余分に抱えることになってしまって、本業の方に悪影響が及んでしまいます。そのせいで本業を失うことにでもなってしまうと本末転倒になってしまうので、優先順位をしっかりとわきまえた上で自己管理を行う必要があります。
考えられるリスク
副業をすること自体は、本業とのバランスさえしっかりと保てていれば問題はありませんが、そのことを同僚などに話すかどうかは慎重に考えなければなりません。人によっては、副業をしていると聞いただけでかなりの金額を稼いでいると想像してしまい、不本意な噂が立ってしまうケースも考えられます。また、仕事のミスなどが起きた時にも周囲に副業のせいと思われてしまうなど、弊害が全くないわけではありません。そのため、副業を始める際には少なめの仕事量からにして、オーバーワークにならないようにコントロールしましょう。また、副業の選び方にも十分な注意が必要で、中には副業と称した詐欺のようなものもあるので、うますぎる話には用心することが重要です。
副業で本業以上のお金を稼ごうと思ったら、それなりの労力がかかってしまいます。あまり多くを望んでしまうと、両方とも駄目にしてしまうことになりかねないので、本業を続けていくつもりなら副業はほどほどがおすすめです。
本業の規則に従うことが大切
副業を禁止している企業の社員が副業をしていることが判明すると、場合によっては解雇にまで至る可能性があります。このことに関して厳しい企業もあれば、本業に悪影響がなければそれほど問題視しない企業もあります。そのため、自分が所属する企業がどのようなスタンスなのかについてよく理解してから副業に着手するようにしましょう。また、副業で得た所得はきちんと確定申告をすることも忘れないようにしましょう。
副業を始めよう!
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経験年数別の副業案件の選び方
プログラマの副業では、経験年数を意識した案件選びが重要です。キャリア初期は保守・運用やテスト作業から始め、中堅では機能開発やチームリーダーとしての役割を担当。ベテランになると設計やコンサルティングなど、より上流工程の仕事に携われます。こうした、スキルと経験に見合った案件を選ぶことで、着実にキャリアを積みながら副業収入を得られるでしょう。ここでは、より具体的に解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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案件を選ぶ際のポイント
プログラマが副業をするにあたり、案件選びでいくつか頭に入れておきたいポイントがあります。副業はあくまで本業と並行して行うものであり、たとえば本来の仕事の納期が遅れてしまったり、競合の案件だったり、本業に何らかの影響を与える懸念が少しでもあるような案件は避けるべきでしょう。そのためには、案件の内容をしっかり把握した上で選択することが大切です。また、スキルアップが望める案件も副業として最適で、今後の仕事の幅を広げられるでしょう。
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正社員かつフリーランス
フリーランスのプログラマとしての仕事に興味はあっても、正社員としての仕事を辞めてまでやることには抵抗があるという人であれば、副業としてフリーランスの仕事をしてみてはいかがでしょうか。本業と副業の両立を自分でコントロールするのはかなり大変なことですが、フリーランス専門のエージェントをうまく活用すれば様々なことを代行してもらうことができるので手間を大幅に省くことが可能になり、両立がしやすくなります。